金峯山寺 蔵王堂
先月、世界文化遺産「金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂」にお参りしました👏
山号は「国軸山」、宇宙の中心の山という意味です。
蔵王堂は、1592年頃に完成した巨大な木造建築物です。
見た瞬間、思わず「おおーーッ、すっげー!!」と声を出してしまいました。
高さ34メートル、四方36メートル。堂々とした威容の中に、優雅さと安らぎがあり、癒しの存在です。
この写真は、奥千本からの眺望です。
中央にある茶色い建物が蔵王堂です。いかに巨大な建築物なのかがわかります。
国宝仁王門は、修理中でした。
本堂内には、秘仏本尊蔵王権現(約7m)三体のほか、桜井識子さんがご縁をいただいている「木造蔵王権現立像」(約4m)がいらっしゃいます。
私が蔵王堂に到着したのは、ちょうど護摩供が終わったタイミングで、若い僧侶の方がせっせと後片付けをされていました。まだ護摩を焚いた後の煙が堂内に残っていたので、「スーハースーハー」しました笑
本堂に入ると、左手に社務所があります。そこで500円の拝観料をお納めしてから、靴を脱いで、本堂に上がります。
三体並んでいますが、普段扉は閉じているため、その青いご尊顔を拝見することはできませんでした。
令和元年11月13日~17日にご開帳されるので、その時にお会いしたいと思います。
秘仏本尊蔵王権現様三体を中心にして、ぐるっと回れる廊下があり、左側から右周りで拝観できる順路になっています。
途中には、空海さんの仏像や力強い能面などが一列に並べられていて、金峯山寺 蔵王堂の歴史を感じることができます。そして、本堂右奥には、高さ4mの躍動感溢れる「木造蔵王権現立像」がいらっしゃいました。
蔵王権現様は、日本の山嶽仏教である修験道のご本尊です。役行者 神変大菩薩様が吉野山で修行していた時に現れました。
「金峯山寺 蔵王堂」から徒歩1時間、吉野山の奥千本へ登ったところに安禅寺「四方正面堂」が昔ありました。吉野奥の院と呼ばれていた安禅寺のご本尊こそ、この「木造蔵王権現立像」でした。
安禅寺は、明治維新後の廃仏毀釈によって、廃絶され「木造蔵王権現立像」が蔵王堂の客仏となり、本堂の右奥に移されたそうです。
ものすごいパワーをお持ちであることは、遠くから見てもすぐわかります。目ヂカラがあり、なかなか怖い顔をされていますが、そばにいるだけでとても安心します。右手に、三鈷(さんこ)を高く掲げて左手で印を結んでおられます。
お酒を御供えし、何度も何度もお不動さんのご真言をお唱えしました。豪快に笑っておられる声が聞こえるようでした。
すると、なぜか突然となりのトトロの「さんぽ」の音楽がお堂裏から流れてきました笑
タータタタータ〜♬ タータタタータ〜♬と流れてくる曲が全部終わるまで、木造蔵王権現立像様をただ見つめていました。至福の時間を過ごすことができました😌🙏
先祖供養ができると案内に書いてありましたので、般若心経を唱えて和菓子とお酒を御供えしました。お経がいつもよりダイレクトにご先祖様へ届いた気がして、とてもスッキリした気持ちになりましました😌🙏
この日、蔵王堂へお参りしたあと、吉野山の奥千本 西行庵近くにある旧安禅寺「四方正面堂跡」へ行きました。
私が高校生の時に3回訪れたことがある場所でしたが、去年の台風の影響なのか奥深く神聖な吉野山の木々が切り倒されて全く別の場所になっていました。また「西行庵」編にてアップします。
今日も一日、皆さまに仏様の御加護が降り注ぎますように👏